くわんのブログ

主に、本とブラジリアン柔術について

マット運動、参加者少ない問題

参加者に柔術家がいる呑み会の時などに、よく話題にでます。

n数は極端に少ないですが。

私は、

ある程度決まったルーティンのマット運動を毎回やるべきだ

というポジションを取っています。

 

なぜ、そう考えるかを書く前に、なぜ、参加者が少ないか、を考えてみました。

 

参加者が少ない理由は2つ考えられます。

  1. 面白くない
  2. 毎回やる意味が分からない

 

面白くするアイディアは色々あるかと思いますが、マルセロ・ガルシア道場とかは楽しそうですし、ゲーム要素を入れたり工夫している道場も多いと思います。

How Marcelo Garcia created the perfect BJJ gym vibe || BJJ Hacks in NYC - YouTube

VISCA港区では、MG直系の野田さんが楽しみながら行えるウォーミングアップとマット運動を体験できます!(以上、宣伝)

 

そして、毎回やる意味が分からない、についてですが、まずマット運動でできない動きは、対人だとほぼ間違いなくできません。

しかも、仰向けでマットに背中をつけた状態で身体を動かす事自体が普段行う動きから離れているので、最初は難しい。

そのため、初心者の方にマット運動が必要性はある程度理解されていると感じます。

ただ、動きを習得した後も毎回やる必要性を感じにくいのかと推測します。

 

なぜ、出来るようになった動きを毎回行うのか。

それは、その日の自分の身体の動かし方を把握し、自分のいつもの基準に向かって調整する事で練習をより効果的にできるからと考えています。

ある練習ではできたテクニックが、別の日にはできなくなってしまう経験があるのではないでしょうか。

身体の動かし方のズレ(頭と身体)なのか、単純に手順なのか切り分けが難しくなり、要因が複数出てくるため、対策に時間がかかりテクニックの習得に影響がある。

この影響を小さくするために、毎回(ある程度ルーティンを決めた)マット運動を行なって、今日の自分と平均的な(いつもの)自分との差を毎回、調整する事が上達を助けます。

エビの動きを例にすると、いつもの力でマットを踏んで腰を浮かして切った時に、いつもより腰が切れなかった場合、マットを踏む力が弱かったのか、それとも腰を浮かせるのが足りなかったのか、いつもの自分を基準にして調整していきます。

たまにマット運動をするのでは、基準も曖昧になり、意味がないため、毎回やる必要がここにもあると考えます。

始めた頃は何も考えずに、マット運動してたのですが、ベース(楽器)を練習する時も必ずウォーミングアップも兼ねていつもやる基礎練(4フレット4指でクロマチック上下降)があって、これに通じるなと思って意識して取り組むようになりました。

以上が自分がマット運動が必要だと考える理由です。

どれくらいやれば良いかは、まだ自分でも試してますが、今はストレッチして、マット運動5分くらいです。

女子トップ選手の湯浅選手は1時間以上を1ルーティンとしてるそうです。

Single movement:柔術 ムーブメント 一人打ち込み マット運動 - YouTube

これを継続するのは相当ハードルが高いですが、自分のできる範囲でルーティンを作ってマット運動を取り組んでみてください。