くわんのブログ

主に、本とブラジリアン柔術について

大きな価値を得るための小さな負け

先週の土曜日に道場のHさんの昇帯記念お祝い会がありました。Hさんの気遣いで私のJJFJ全日本3連覇もお祝いしていただきました。嬉しかった。

非常に楽しい会で、お酒も進み、参加者のほとんどがいつもより呑みすぎた感じ。

 

私も例に漏れず、酔ってまして、イギリス人のDさんに柔術に関する彼の取組みを褒めました。偉そうにはなってないと思いますが、伝わったかは不明です。

彼にはレスリングの経験があり、うちの道場に来た時は青帯でした。

乱取りでも、最初はトップからパスを狙う攻防が中心で下になると簡単にパスされてしまう感じだと記憶してます。

それが、数ヶ月前から自分で引き込んで、ガードから組み立てるようになりました。

自分の改善点を見つけて、そこに取り組んでいく事ができるのは、上達には必要な事で、どんな事の上達にも通じると考えています。

また、上手くなる人は大なり小なり、これを実践してると思います。

私が感心したのは、彼がうちの道場では現在ズバ抜けて若い(24歳)のにこれを気づいて実践してる事です。

おじさんになってくると、なにかと言い訳をつけながら小さな負けを受け入れていけます。

自分がそうでした。

ただ、若者がおじさんに負けるのを受け入れるのはハードルが高いかな、と感じる場面が多く、なかなかうちの道場に若い人が定着しない理由の1つだと感じます。

その事を、彼にフィードバックしましたが、英語もめちゃくちゃだったと思うし、伝えずにはいられず典型的な酔っ払いだった事を反省しています。

 

何が自分が得たいものか、価値があるものかを考え、それを得るための小さな負けを繰り返しても腐らずに続けていける。

自分も忘れないようにしていきたいと思います。